DTMよりも手軽に、スマホから音楽をつくろう!
作曲してみたいけど、PCのDAWって値段が高いし難しそう…そんな風に思っている方にこそ、Ableton Noteはとってもおすすめです。この記事では、作曲初心者の方がAbleton Noteで音楽を始める流れを、ゆるく紹介していきます。
1. 🎵 Ableton Noteってなに?
Ableton Noteは、あのAbleton Liveを出しているAbleton社がリリースしたiOS向けの音楽制作アプリです。
- iPhoneやiPadで動作(Noteは現在Android デバイスと互換性がありません...)
- スマホ1台でリズム・メロディ・コードが打ち込める
- 思いついたフレーズをその場で録音・保存
- Liveと連携してデータをPCに送れる!
- Liveユーザーで、移動中もアイデアを形にしたい
ちょっとしたスケッチ用…と思いきや、意外としっかりした曲も作れちゃいます。
個人的にGarageBandよりもシンプルで直感的に使えそうです。だけどAbleton Liveに近い発想で出来るのが良いなと思います。
  出先であっこんなアイディア浮かんだ!とか、そういう時に重宝しそうです。
2. ✨ どんな人におすすめ?
- DTMに興味あるけど、いきなりPCや機材はちょっと重い…
- 電車の中や寝る前にちょっとだけ遊びたい
- 頭の中にメロディが浮かんだとき、すぐ形にしたい
- Liveユーザーで、移動中もアイデアを形にしたい
自分で曲を作ってSNSで発信してみたいけど、曲作りのハードルが高いなという人でも気軽に入門できます。
  まずは8小節だけ試しに作ってみたら案外形になったみたいな成功体験は大事です。
3.🛠 使い方のざっくりステップ
1. アプリをインストール
App Storeで「Ableton Note」と検索してインストールしましょう。(AppStoreでは¥1,500です。2025年6月時点)
最初に起動すると、デモソングが用意されています。
このデモソングをを眺めつついじったりするだけでも、一通りの使い方が体感できます。
📌 ポイント
- iPhone/iPadどちらでもOK
- Abletonアカウントは無くてもokですが、Ableton Cloudを使用してデバイス間でNoteのセットを同期するには、Abletonアカウントが必要です。
2. セッションビューでアイデアを作成
Ableton Noteでは、Ableton Liveと同じような「セッションビュー」がベースになっています。
画面に縦のトラック(ドラム・ベース・メロディなど)が並んでいて、そこに音を配置してループ再生していきます。
  🪄 セクションごとにまとめられるので、「Aメロ」「サビ」みたいに切り替えてアイデアを整理できるのが強みです。
Noteは最大8トラックまで作成できます。
3. サンプルを選んで音を置いてみよう
ドラムキットやシンセ音色は最初からいくつか用意されています。
気になる音を選んで、タイムラインにタップで並べていくだけで、あっという間にループが完成。
🎧 おすすめの遊び方
- ドラムトラックからスタート(キックとスネアだけでもOK)
- ベースラインは1音だけ繰り返してみるだけでもノリが出る
- メロディやパッドは音を伸ばして空間感を足してみる
4. 録音もできる!
内蔵マイクを使って鼻歌や声、環境音も録音OK。
また、鍵盤パッドでリアルタイム演奏もできます。
📲 ちょっとしたアイデア
- お風呂場の声を録って素材にする
- 鍵盤でハーモニーを弾いて重ねる
- 「タップ録音」機能でテンポに合わせて簡単に記録できる
5. Liveに送る
作った曲はAbleton Cloudを通じてPC版のLiveに直接送れます。
Noteで作ったアイデアがそのままLiveに並ぶので、すぐに仕上げ作業へ移れます。
🔄 理想的な使い方
- 朝の移動中にNoteで8小節を作る
- 夜、自宅でLiveを立ち上げて続きを作る
🧩 こんな使い方もあり!
- 友達とアイデア共有:Ableton Cloudを使えばプロジェクトを共有可能
- ドラム専用メモ帳的に:リズムアイデアを貯めるのにぴったり
- 出先でのMIDI草稿用:本格打ち込みの前にNoteで感触を確かめる
4.💡ちょっとしたコツ
🎵 ドラムから作るととっつきやすい!
最初にメロディを考えようとすると、迷って手が止まってしまうこともありますよね。
そんなときは、まずリズムパターン(ドラム)を先に作ってみるのがおすすめです。
- 「ポン・タ・ポン・タ」みたいな簡単な8ビートでOK
- キックやスネアを並べていくと、自然と体がノッてくる
ノリができると、その上にメロディやコードを乗せやすくなります。
これはPC版Ableton Liveでもよく使われる「リズム先行の作曲テク」です。
🎛️ パッドをいじって遊ぶだけでも◎
Ableton Noteには、音源をランダムに鳴らせるランチャー的なパッドUIがあります。
ここを「とりあえず押してみる」だけでも、けっこういい感じの音が出てくれます。
- 気に入った音を長押ししてループさせてみる
- 同時に2〜3個の音を組み合わせてみる
「理屈よりフィーリング」が大事。
「なんか良いかも」から始まるビートやループが、最終的に曲になることも少なくありません。
🌀 1セクション=8小節くらいでOK!
最初から長い曲を作ろうとすると、途中で挫折しがち。
8小節くらいの短いループから始めてみるのがおすすめです。
- 8小節でAメロの雰囲気を作ってみる
- 飽きてきたらもう1つ新しいセクション(Bメロ)を足すだけ!
Ableton Noteはセクションをパッと切り替えられるので、「曲というより音のアイディア帳」くらいの感覚でどんどん作りためていくのがコツです。
とっても簡単にですがデモ曲を作ってみました↓
🔁 おまけ:Liveとの連携で世界が広がる!
Ableton Noteで作ったループやアイディアは、Ableton Liveに送ることで本格的な曲へ発展させられます。
ベッドの中で作った8小節が、そのままあなたのオリジナル曲のイントロになるかもしれません。
〜まとめ〜
Ableton Noteは「音楽を始める最初の一歩」にぴったり!
構えず始められる作曲アプリです。
- スマホ1台で音楽制作ができる
- 思いついたらすぐ記録できる
- PCと連携もできて、後から本格化も可能
まずは適当に音を出して遊んでみるのが一番良いと思います。
そのうちこんなリズムがいいな、メロディが思いついた!となってくればもう作曲の一歩は踏み出せています。
コスパ良しなAbleton Noteで楽しい作曲ライフを始めてみてはいかがでしょうか。






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