こんにちは!Keiです。
前回は基本的な8ビートの回でした。
基本パターンさえ覚えてしまえば、そこから少しずつ変化させていくことも可能です。
さて、今回はゴーストノートを使っていきます!
打ち込みっぽい音とか生っぽいとかの差は細かいところの積み重ねによって変わってきます。
生っぽくないからダメとかいうことではないですが、このシリーズでは「完全初心者でも、生ドラムらしいリズムで曲を作れるようになる」ことを目指して、ステップごとにMIDIパターンを配布していきます。
回を重ねるごとに基本的なドラムの打ち込みができるようになっていくと思います。それではいきましょう!
🔖このMIDIの特徴
- 8ビートのまま自然なノリを追加できる
- スネアのゴーストノートでグルーヴ感アップ
- すべて4小節/ループ可能でそのまま使える
🎧 活用アイデア
- 機械的なリズムを人間っぽくしたいときに
- 歌モノのバックで地味だけどかっこよく
- シンプルな8ビートにもう一段、味を加えたいときに
👻 ゴーストノートって何?
ゴーストノートとは、すごく小さな音量で鳴らすドラムの音のこと。 とくにスネアでよく使われ、「ノリ」「グルーヴ」「人間っぽさ」を演出できます。他の楽器とのアンサンブルの隙間を埋めたり、合わせたりすることで全体のグルーヴ感を担ってくれる頼もしい小技です。
つまり今回は、“打ち込み感”から1歩抜け出すための回でもあります。
🎧 デモ音源(SoundCloud)
実際のMIDI内容はこちらでご試聴いただけます(簡単なバッキング付き)↓
今回のパターン解説
ここでは収録したMIDIパターンそれぞれの狙いや使いどころについて解説します。
002_8BeatWithGhost1_BPM100:スネアに1つだけゴースト
スネアとスネアの間に1音だけうっすら入れる、最も基本のゴーストノートの入れ方。
スネアとスネアの間に、控えめな1打を加えることで、リズムに自然なうねりが生まれます。
初期の8ビートと比べると小さな違いながら、これ一つ入るだけでグルーヴの表情がグッと豊かになります。
特にアコースティックギターなどのストローク系バッキングと合わせると、音の一体感が生まれやすいです。
002_8BeatWithGhost2_BPM100:ハイハットの間に忍ばせる
ハイハットが鳴っている裏拍(オフビート)にスネアのゴーストを仕込むアプローチ。この配置にすることで、ちょっとしたノリが生まれます。ビートにほんのり跳ね感(でもシャッフルではない)と軽やかさを演出できます。こちらもバッキング系の楽器との親和性◎
特にアコギのストロークとの一体感が出やすいゴーストだと思います。少し強めのベロシティ(音量)にしても大丈夫です。
002_8BeatWithGhost3_BPM100:2つのゴーストで立体感
2つの弱いスネアを使って、音の奥行きやグルーヴを演出するバリエーション。ゴーストを2打連続で入れることによって、より生っぽく、立体的なリズムになります。
これが簡単にできるゴーストの打ち込みの中で一番ドラマーが叩いてる感が出ると個人的に思っています。実際に僕がドラムを叩くときも多用してるゴーストノートだと思います。曲全体の中で聞こえるか聞こえないかくらいのベロシティ(音量)でも十分に効果を発揮してくれます。
002_8BeatWithGhost4_BPM100:連続ゴーストでジャジーなノリ
このパターンはジャジーな雰囲気やR&B風の柔らかいグルーヴを出したいときにぴったり。
ゴーストを連続させて流れるような質感を演出することで、
ビートが空気に溶け込むような、包み込むフィールが生まれます。
歌モノやネオソウル系のバラードで使うと、リズムが主張しすぎずにしっとり空間を支える印象になります。
📩 おわりに
「なんか打ち込みっぽいな…」と感じたことがある人は、まずゴーストノートを1つ入れてみるだけで印象がガラッと変わります。
リズムが「生きてくる」瞬間を、ぜひ体感してみてください!
今後もドラマー目線で作った実践的なMIDI素材を公開していく予定です。
感想やリクエストがあれば、お気軽にコメントでどうぞ!
それでは!<3
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