こんにちは!Keiです。
このシリーズでは、初心者でも自然でかっこいいリズムが作れるように、ドラムMIDIパターンを段階的に紹介・配布しています。
第4回のテーマは、「キックでリズムに変化をつける」です。
キックはリズムの躍動感を担うパートであり、バンドアンサンブルのキャラクターを決定させます。ベースとうまくハマった時の一体感はとても素晴らしいものです。
最初のうちはシンコペーションなどが一番わかりやすく変化を感じられると思います。
それではいきましょう!
🔖このMIDIの特徴
- キックだけでリズムに「勢い」や「クセ」を加えられる
- シンコペーションや装飾的なキック配置をわかりやすく実例化
- すべて4小節/ループ可能でそのまま使える
🎧 活用アイデア
- 単調な8ビートに、ちょっとした「変化」を加えたいときに
- 展開やサビの前に、フィルっぽい動きを加えて流れを演出
- シンプルな8ビートにもう一段、味を加えたいときに
🥁キックは「ノリと勢い」のスイッチ
キックのタイミングを少し変えるだけで、リズム全体の印象が大きく変わります。 裏拍でシンコペーションを作ったり、スネアの後に入れてクセを出したり、キックだけでも意外と多彩な表現が可能です。
今回はその実例として、「変化を感じるキックの配置」を4パターン収録しました。
🎧 デモ音源(SoundCloud)
実際のMIDI内容はこちらでご試聴いただけます(簡単なバッキング付き)↓
今回のパターン解説
ここでは収録したMIDIパターンそれぞれの狙いや使いどころについて解説します。
004_KickSyncopation1_BPM100:キックのシンコペーション
このパターンでは、キックを裏拍に置くことで“前のめり”なグルーヴが生まれます。特にビートの後半にキックをズラすと、聴いている側に「動き出しそう」な感覚が残ります。
ポップスやファンクでよく聴くアプローチで、コードのバッキングやベースと噛み合わせると抜群のノリに。
ベースラインに同じようなリズムを入れると、グルーヴの一体感がさらに増します!
004_KickVariationFill_BPM100:フィルっぽいキックの配置
このパターンは、小節の終わりにキックを細かく連打して、ちょっとしたフィルのような雰囲気を作るアイディア。
本格的なフィルを入れると主張が強すぎるときでも、このパターンなら控えめな“展開の予感”を与えられます。サビ前やBメロへのつなぎ、あるいはAメロで変化をつけたい時に効果的です。
ここにクラッシュやハットオープンを組み合わせると、自然な展開感が出せます。
004_KickAfterSnare_BPM100:スネア直後にキック
スネアの直後にキックを入れることで、ビートにちょっとした違和感(良い意味で)が加わります。この「タイミングのズレ感」がクセになるノリを生み出します。この配置は、あえてリズムの“隙間”にキックを滑り込ませる感覚で、「音の合いの手」として機能します。
ブレイクではないものの、一瞬の浮遊感のようなものを演出することができます!連続して多用せず、ここぞという場面に差し込むと効果的です。
004_KickGhostPair_BPM100:ダブルキック
同じような位置に2発入れた「キックのゴースト」的表現。実際のドラマーなら踏み方やタッチでコントロールするやや高度な配置ですが、打ち込みでは簡単に再現可能!DTMの良いところ。
叩くのは少し難しいと感じる初心者の方も多いはず。僕もです。。
ちなみに2つのキックのベロシティ差を少しつけるとよりリアル。1打目を2打目よりほんの少し弱めにする。
📩 おわりに
キックはただ「ドン」と打つだけじゃなく、リズムに勢いや表情をつけるパートとして活躍します。シンプルな8ビートでも、ちょっとした配置の工夫で一気に“音楽っぽさ”が増します。
ぜひ今回のMIDIを参考にして、あなたなりの「気持ちいいノリ」を見つけてみてください!
今後もドラマー目線で作った実践的なMIDI素材を公開していく予定です。
感想やリクエストがあれば、お気軽にコメントでどうぞ!
それでは!<3
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