こんにちは!Keiです。
第4回目までで楽曲に対してリズムをつけるという基本的なところはできるようになったと思います。
今回はその基本的なリズムパターンとリズムパターンの接着剤的役割を紹介します。
そう、フィルインです!
AメロからBメロへ、あるいはサビに向けてなどなど一曲の中で場面展開するところはいくつもあります。そんな時こそみんなを引っ張ってくれる立役者、ドラムの出番です。
第5回のテーマは、「曲に動きをつけるフィルインの基本形」です。
それではいきましょう!
🔖このMIDIの特徴
- 小節終わりに差し込むだけで“展開感”が出る
- タムやスネア、キックの組み合わせの実例あり
- 複雑すぎず、初心者にも扱いやすい内容
🎧 活用アイデア
- メロディの区切りでフィルを入れて、展開感UP
- タムを使って“ドラマーっぽい”雰囲気を演出
- キックとの組み合わせでちょっとクセのあるフィルに
🎶 フィルイン=リズムの句読点?
フィルインは、リズムパターンの合間に挟むことで、曲の展開やグルーヴに“区切り”や“勢い”を加える大切な要素。ほんの1小節だけでも、流れに緩急がつき、グッと音楽らしくなります。会話の中でも「それで、なんて言ったと思う?」「それがね、、、!!」のような次の展開の期待値を上げる役割に近いです。特にサビへの高揚感を演出するには欠かせない存在です。
今回は、そんなフィルインの「基本形」を4パターン収録しました。
🎧 デモ音源(SoundCloud)
実際のMIDI内容はこちらでご試聴いただけます(簡単なバッキング付き)↓
今回のパターン解説
ここでは収録したMIDIパターンそれぞれの狙いや使いどころについて解説します。
005_SimpleFill_BPM100:シンプルなスネアフィル
小節の最後2拍だけを使った、非常にシンプルなスネアフィル。4小節や8小節の区切りに、「とりあえず置いておける」万能型のシンプルフィル。
シンプルであるがゆえにこの後どんな展開が待っているのか期待値の高いフィルです。2拍だけで構成されたスネア連打は、8分音符で進むことで自然なスピード感が生まれます。
このようなミニマルなフィルは、曲の邪魔をせずに次の展開を印象づけるのに非常に便利。初心者はまずこの形を覚えておくと、どんなジャンルにも応用が効きます。
打ち込みではベロシティ(音の強さ)を少しずつ上げていくと、盛り上げ感(クレッシェンド)を演出できます。
005_TomFill_BPM100:タムを使ったフィル
タム→ロータム→フロアタムへ流れるように叩く、王道のタムフィル。ドラム未経験の方が想像するフィルナンバー1かもしれません。
初心者の打ち込みでは、タムの音量バランスやパンニング(左右の広がり)を工夫するとよりリアルになります。
また、16分音符のリズムで緊張感が生まれるので、Aメロ→サビ、ブリッジ→アウトロなど、「場面が変わる直前」に置くと非常に効果的です。サビやアウトロへの展開前に最適。
005_SnareFill_BPM100:スネア×キックの組み合わせ
スネアとキックのコンビネーションによるちょっとだけ凝ったフィル。グルーヴ感も残しつつ展開可能。
スネアだけでなくキックを交えることで、グルーヴが途切れないフィルになります。普通のフィルよりも少しリズムの意識が残るため、展開感と安定感を両立できるのがポイント。
このパターンは、ベースやシンセとの絡みを意識したアレンジにも◎。たとえば最後の1拍でベースのスライドやギターのミュートを合わせると、より印象的な切り替えが可能になります。
005_CrashFill_BPM100:クラッシュへつなぐフィル
いわゆる「サビ前定番フィル」。クラッシュシンバルに向かって盛り上げていく構造は、初心者にとっても非常に使いやすく、即戦力です。
最初のキック+オープンハイハットでアクセントを置き、その後徐々にスネアを増やして盛り上げる構成。
最後にクラッシュが来ると、「来た!」という達成感をリスナーに与えることができます。
打ち込みのポイントは、ロール(連打)の粒を揃えることと、ベロシティの自然な上昇。また、クラッシュ後の1拍目にキックをしっかり置くと、サビへの入りがグッと締まります。
📩 おわりに
フィルインは、リズムに「動き」と「息づかい」を与えてくれる大事な要素です。
今回のMIDIを使って、展開に説得力を加えるドラムパターンを体感してみてください!
今後もドラマー目線で作った実践的なMIDI素材を公開していく予定です。
感想やリクエストがあれば、お気軽にコメントでどうぞ!
それでは!<3
コメント
コメントを投稿