こんにちは!Keiです。
前回の記事まででフィルが打ち込めるようになれば脱完全初心者と言えるでしょう。
今回はAメロで使えるパターンです。Aメロや静かなセクションは音数を減らしつつもタイトさを失わないことが肝要です。
ポップスやロックなどではAメロセクションでスネアを小さく叩くよりもキックやハイハットの音数を減らしたり強調したりすることでイントロやサビなどの盛り上がるセクションとの差を作る方がポピュラーと言えると思います。(音色そのものを変える手もあります)
Aメロもしっかりとリズムを感じられるようにすることでその後の盛り上がりへの流れが出来上がります。
第6回のテーマは、Aメロにぴったりな"地味カッコいい"8ビートです。
それではいきましょう!
🔖このMIDIの特徴
- Aメロや展開前にそのまま使えるシンプル構成
- 派手すぎないから汎用性も抜群!
- 複雑すぎず、初心者にも扱いやすい内容
🎧 活用アイデア
- AメロやBメロでボーカルを引き立てるビートとして
- シンプルな中に“間”や“ニュアンス”を感じさせる練習にも
- ハイハットの音色を差し替えて雰囲気をカスタマイズ
🎶 静かなパートこそ、リズムの“味”が光る
Aメロや曲の冒頭など、控えめなセクションでは「目立たないけど味のあるビート」は結構大事です。音数は少なめでも、グルーヴのツボを押さえるだけで一気にプロっぽさが出ます。
今回はそんな「地味だけど効いてる」8ビートを4パターン収録しました。
🎧 デモ音源(SoundCloud)
実際のMIDI内容はこちらでご試聴いただけます(簡単なバッキング付き)↓
今回のパターン解説
ここでは収録したMIDIパターンそれぞれの狙いや使いどころについて解説します。
006_ASection_Pocket1_BPM95:音数を抑えたタイトビート
スネアのゴーストノート(小さな音)が主役になる、いわば引き算の美学を感じさせるパターン。
ハイハットやキックは極力シンプルにまとめているため、ドラム全体がタイトで控えめな存在感になっています。特にAメロなどで、歌やコードの表情を壊さずにリズムを支えたい場面にぴったり。シンプルだからこそスネアのゴーストノートが生きてきます。
006_ASection_Pocket2_BPM95:ハットを16分で繊細に刻む
音数は少ないままですが、16分音符で刻まれるハイハットが前進感や緊張感を生み出す絶妙なバランス。音数は少ないままですが、16分音符で刻まれるハイハットが前進感や緊張感を生み出す絶妙なバランス。
このようなビートは、静かだけど停滞感のないAメロに特に重宝されます。
8分で動くベースやコードストロークと組み合わせるとグルーヴが噛み合いやすく、アレンジに立体感が出ます。
ハットはすべて同じ強さにせず、ところどころアクセントをつけるとよりリアルに仕上がります。
006_SparseGroove_BPM95:抜け感のあるビート
休符を活かした抜け感ある8ビート。余白によるグルーヴの魅力を学べるパターン。キックの配置がやや裏拍を意識していて、ビートに軽くクセをつけたいときに最適。
シンガーソングライター系やシンプルなアコースティック編成にも自然になじみます。
打ち込みでは、休符の「間」の感覚を意識してミックスでも無理に詰めすぎないのがポイント。
006_PercussionGroove_BPM95:ちょっとだけパーカッシブ
ハットの代わりにパーカッション的な音を混ぜたバリエーション。カフェ系やアコースティックに相性◎。スネアの音色そのものをシェイカーやブラシ系の他のパーカッシブなものに入れ替えるのもアリです。
パーカッションサウンドは多く重ねてもアンサンブルが破綻しにくいのでドラムの音数をグッと抑えてみるのも手です。
📩 おわりに
ドラムの“地味なパート”を丁寧に打ち込むと、曲全体の完成度がグッと上がります。
今回のMIDIで、Aメロにこそ光るグルーヴを体感してみてください!
今後もドラマー目線で作った実践的なMIDI素材を公開していく予定です。
感想やリクエストがあれば、お気軽にコメントでどうぞ!
それでは!<3
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